プロフィール
渡邉 裕美(わたなべ ひろみ)。東京都出身、奈良県在住。関西学院大学文学部卒業。
詩と薔薇と水彩画を愛する画家。
公募初入選から数えて2021年で画業24周年となります。
さまざまな人びとにいただいた優しさから心を開くようになり、自分の作品が人の癒しになるということに喜びを見いだすようになりました。
*初個展までの道のり
それまでは、学生時代の人間関係のもつれからくる心の闇や、重症筋無力症という命に関わる難病やもう1つの難病をかかえ、「人生は私を生かさない」と絶望していた。
手術が成功して社会復帰出来てもなかなか光を見つけ出すことが出来ず、参加したグループ展に来たお客さんたちに、「ひとは生きている価値があるのか」と問い続け、皆さんが「どんな生き物にも生きる価値はある」と優しく諭してくださったことにより、人に希望を与えられる絵を描きたいと想うようになる。
そのグループ展で美術関係者に認められ、神戸元町大丸百貨店で初個展を開いたのが1999年でした。個展のテーマは「救い」としました。
*菩薩絵~癒しの絵と言われるように
その後、心の悩みを消化、昇華するために描いた「自分を救ってくれるような存在」としての菩薩様や観音様の絵(上記掲載)が、「優しい」「癒される」と言われて、自分の苦悩の中から生まれたものなのにと、理解されない想いにさらに悩んでいた。
そんな中、第2回の個展のテーマを決めるときに、自分を悩ませたとある経験を絵にすることで人に役立てることはできないかとの想いのヒーリングアート「音霊絵画(アクサンツ-音波-)」を思いつき描き、その柔らかな色調や描線は好評を得ることとなる。
*開けた海外への道
これらの絵は海外に通じる団体にも認められ、オーストラリアの「Art Collection 2005 in Melbourne」への出品資格を得ることとなる。
この頃から海外への道が開けはじめ、ベネチアビエンナーレAU展、他、オーストラリア、韓国、アメリカはNYなどでの出品をはたす。
なお、国内での個展は、東京、大阪、京都などを含め14回を数える。
*出版
また、ブログを通じて出版への道も開け、今までで1冊の詩画集、7冊の表紙や章扉を提供した本、3冊の画集への参加などで出版をはたし、またフルカラーの私製詩画集も作成。
2016年には自らの作品集「mizunoART 〜詩と薔薇と水彩の画家*渡邉裕美 画集」を出版。
おかげさまでほぼ完売に近くご購入いただく。
*終わりに
今は安らぎと微笑みの絵画を中心に、天使画油絵やマリアさまの水彩画、女性像などを描いています。
今後は国内を中心に、海外も視野に入れて活動しつつ、穏やかで愛のある絵を描いて、悩んでいる人や病を持つ人へ安らぎを差し上げたいと思っています。
English ver, Profile
WEB NAME:YURIKO(ゆり呼)
ART NAME:HIROMI WATANABE(渡邉裕美)
From Tokyo
Graduated from KWANSEI GAKUIN univ.
Achievement
・”Hiro Yamagata Process” won the 6th Star Birth Grand Prix.
・2021 circle foundation for che arts
Competition Exhibit Spectrum Brooklyn with World Wide Art Finalist
・Participated in many group exhibitions, including 14 solo exhibitions and 4 overseas countries.
・Masterpiece “Thank you for being born”(Poem)
・”May everything go well”(Watercolor)
・Poetry art book “Songs spelled out in feelings for that person”(ePhoenix.co)
・Poetry art book “Songs spelled in a sleepless night”etc.
・She is involved in commercial publishing with fourteen books.
Art free paper “A collection of art postcards that can be displayed on the frames”
We recruited more than 10 participants for each issue, planned and edited up to vol, 4, published 1000 copies each, and distributed them all over the country, mainly in Tokyo, Osaka, Kyoto, and Kobe.
It became an article of the Yomiuri Shimbun.
Toshodaiji Temple Uchiwa Maki “Uchiwa picture” has been dedicated every year since 2019.
-Story-
The theme of the paintings that she draws is consistently “smile”.
This theme is backed by the painful experiences of the past.
She has suffered from Myasthenia gravis (MG) and has faced death.
It also has to do with the bitter memories of school days that She can’t show.
It was a very painful experience.
She seems to have been desperate to live in the future.
Fortunately, when She succeeded in treatment and achieved rehabilitation, She came to think like this.
“If it helps someone who has a hard time like me”
After that, while continuing to write paintings and poetry, from the people She met,
She was desperate for her life because of her kindness and warmth, and she was able to regain her smile.
Her paintings, which are evaluated as “healed” and “relieved”, are
Still have a smile on her face.