絵画は使用している画材の種類によって、技法や表現の仕方が異なるため、同じ花や人物をモデルにしていても違った印象を与えます。それが絵画の魅力の一つでもあります。絵画をより楽しんでいただくためにも、どのような種類があるのかご紹介いたします。
― 水彩画 ―
顔料を水に溶かして描く絵画で、その比率によって「透明水彩」と「不透明水彩」に分けられます。透明水彩絵の具は、下に描いた線や色味が透けて見えるので、透明感のある柔らかい絵に仕上がります。一方、顔料の比率が多い不透明水彩絵の具は、塗ると下地を隠してインパクトのある絵となります。多彩な手法を用いることで表現豊かな作品が生まれます。
― 油彩画 ―
一般的には「油絵」と呼ばれる絵画で、テレピン油や油絵の具などを用いてキャンバスや板に描く作品が多いです。水彩と同様に多彩な表現が可能で、細かくも大胆にも描けるため、繊細で儚く散ってしまうような作品から力強く躍動感のあるイキイキとした作品まで、幅広い絵画を見ることができます。
― アクリル画 ―
顔料とアクリル樹脂の溶液を含んだ絵の具で、速乾性や定着力に優れているため、キャンバスや紙はもちろん、木、ガラス、石ころなど様々な素材に描けます。水で多めに薄めれば水彩風に、固めに盛り上げれば油絵風にもなり、イラストレーターの作品でよく見られます。
― パステル画 ―
顔料を水で固めて棒状にしたパステルは昔から使われている画材の一つで、印象派と呼ばれる画家の作品でもよく用いられています。紙の上で色を混ぜたりのばしたりできるので、微妙に移り変わる色彩が特徴的です。色鮮やかで優しい雰囲気の作品が多いです。
― 色鉛筆画 ―
色鉛筆は線を重ねていくことで色合いが混ざり、絶妙なグラデーションを表現できます。色鉛筆画は、普通の色鉛筆としても使えて水をつけると水彩画のようになる「水彩色鉛筆」と、発色が良く濃い色合いが描ける「油性色鉛筆」のどちらかで描かれます。
― 日本画 ―
中国の唐絵から、日本独自の技法を取り入れて発展した絵画のことを日本画と呼びます。岩絵具(粉末状絵の具)を膠で溶かした画材で描いていきます。他の絵画とは異なり、陰影はほとんど無く、色調が薄めで簡潔な表現で描かれていることが多いといった特徴があります。
このように絵画といってもその種類は豊富で、見た人に与える印象もかなり違ってきます。ほっと癒されるような絵画をお求めの方は、当ショップをご利用ください。画家で詩人の「ゆり呼」こと渡邉裕美により、水彩画や水彩色鉛筆画、油彩画の原画やアート作品を通販でお届けしております。
多くの方が抱えている孤独や憂鬱を癒すために、“微笑み”を具象や抽象的に描いた作品を数多く販売しておりますので、ぜひご覧ください。
色鉛筆画の通販なら【ゆり呼*詩と薔薇と水彩の画家】 概要